1. トップ
  2. 妊娠・出産
  3. 妊娠初期
  4. 妊娠8週

妊娠8週 妊娠3ヶ月

【医師監修】妊娠8週 妊婦の基本情報

赤ちゃんはぐんぐん成長しています

妊娠8週の妊婦の症状、体の変化、赤ちゃんの成長

監修医師:かしわざき産婦人科 柏崎香織先生

ママはつわりがつらい時期。赤ちゃんはぐんぐん成長中

つわりの症状が最もつらくなる時期。けれども、赤ちゃんは絨毛を通してママから栄養をもらっています。

つわりの人は、食べられるものを食べたいときに、少しずつ口にしましょう

妊娠8週になりましたね。妊娠3カ月のスタートです。正常な妊娠が確定し、担当医から指示されたら、早めに市町村役場や区役所に「妊娠届」を提出し、母子健康手帳をもらいましょう。母子健康手帳を手にしたら、ママと赤ちゃんの健康の記録も本格的にスタートです。つわりはありますか?そろそろつわりの症状がきつくなってきているかもしれません。水を飲んでも気分が悪く、体重減少の著しい人もいます。食べられるものを見つけ、食べたいときにちょっとずつでも口にできればいいでしょう。

このころの子宮はほんの少し大きくなり、鶏の卵の倍くらいの大きさになります。ママのおなかの印象は変わりませんが、下腹部に触れると、なんとなくふっくらしたイメージが伝わってくるでしょう。 子宮の変化に伴い、子宮の筋肉がちょっとずつ引き伸ばされるため、下腹部にチクチクとした軽い痛みや違和感を感じたりする場合があります。 ホルモンの影響で骨盤の中がうっ血しやすくなるので、腰が多少重たく感じられるようになる人も。また、同じ理由から、腸の働きが鈍くなるため、便秘がちになるママも出てくるでしょう。 胎盤は、まだ形成途中ですから、無理は禁物です。下腹部痛や出血が見られたら、安静にして産院に連絡しましょう。

ヒトの赤ちゃんとして成長をスタート!

おなかの赤ちゃんの成長【8~11週ごろ】

●妊娠10週になると、胎芽から、ヒトの赤ちゃんである胎児と呼ばれるようになります。

●しっぽは完全になくなり頭、足、胴が発達して3頭身に。

●まぶたや唇、歯のもとになる歯胚などができてきます。

●手足の指が分かれ、つめが生え始めます。

●肝臓、胃、腎臓などが働きだし、赤ちゃんは羊水を飲み、尿を排泄し始めます。

妊娠10週からはいよいよヒトの形をした胎児としての成長をスタート。2頭身から3頭身になり、体の部位や器官ができて徐々に動きだします。臓器が完成すると、赤ちゃんは羊水を飲み、おしっことして排出し始めます。

妊娠8週ころの超音波写真

胴の部分が細長くなってきます

赤ちゃんの心臓の動き(心拍)が、ピクピクとはっきり見て取れるようになります。2頭身の頭と胴体で、どちらが頭部かもわかるように。頭が大きめで、胴体は細長く見えます。

妊娠8週の生活アドバイス

監修医師:愛育病院センター長 中林正雄先生

母子健康手帳を有効に活用しよう

母子健康手帳はママになるためのパスポート。内容をよく読んで理解し、きちんと記入しておくと、妊娠経過から出産、赤ちゃんの成長までひと目でわかります。

役所で母子健康手帳をもらいましょう

母子健康手帳は妊娠・出産の経過を記録したり、これから生まれてくる赤ちゃんの健康状態、発育・発達の様子、予防接種の履歴を残していくので、妊娠中から小学校入学ごろまで使う大切なもの。産院で妊娠と診断されたら、市区町村の役所に「妊娠届」を提出して手帳を交付してもらいましょう。場合によっては、産院からの証明書が必要なこともあるので、事前に確認が必要です。

独特の用語や見慣れない記号などが記されているので、まずはその意味を理解しましょう。そうすると、健診時に医師が記入した内容がわかるようになり、母子健康手帳を使いこなせるようになります。また、おなかが張る、破水や出血をするなどのトラブルはすべての妊婦に起こり得ることなので、妊婦健診のときだけでなく、いつも携帯していると万一のときも安心です。気がかりなことや質問したいことなどを記しておくと、健診時に医師などに確認しやすくてとても役立ちます。

母子健康手帳と一緒にもらえるもの

妊婦健康診査受診票をもらえます。基本的に妊婦健診の費用は全額自己負担ですが、ほとんどの市区町村では健診費用の一部を助成する制度があります。妊娠届を提出すると、この受診票も交付されるので産院で事前に相談の上、健診を受けるといいでしょう。
母親学級・両親学級の案内も一緒に支給されます。市区町村では定期的に「母親学級」や「両親学級」を開催しています。妊娠・出産・育児に役立つ情報を得たり、妊婦仲間をつくる機会でもあります。開催日の予定表も一緒に渡されるので、積極的に参加しましょう。

新生児連絡票は、必要事項を記入して保健所に送ります。保健所はその連絡票に沿って、出産後の新生児訪問や乳幼児健診、予防接種の案内状などを作成するので、忘れずに送りましょう。ママと赤ちゃんに向けた保健サービスや子育て支援などの情報、親になるためのアドバイスや子育ての心得などを書いた冊子ももらえます。
自治体によっては父子健康手帳や妊娠中に役立つグッズがもらえる場合もあります。
※自治体により異なる場合もあります。

妊娠8週の気がかりやトラブル・病気

監修医師:東京大学大学院医学系研究科 産婦人科学 教授 藤井知行先生

持病と妊娠

妊娠前から持病をかかえていた場合、妊娠中に病気と判明した場合、持病は悪化しないのか、妊娠経過やおなかの赤ちゃんにどんな影響があるのか、不安がたくさんあります。気をつけることを知っておけば、気持ちも楽になりますね。

婦人科系の病気

子宮筋腫
とくに治療は行わず経過を観察します

子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍で、30代以上の女性に多い病気です。自覚症状がないことも多いのですが、高年妊娠の増加に伴い、子宮筋腫を合併して妊娠するケースも増えています。子宮筋腫がある場合、超音波検査で筋腫の大きさや位置を調べます。妊娠・出産にはまず影響はありませんが、筋腫がない人よりは流・早産になりやすい傾向はあります。ほとんどの場合、経膣分娩が可能です。ただ、微弱陣痛になりやすい傾向があるほか、子宮口の近くや子宮頸部に筋腫がある場合は、帝王切開分娩になることがあります。

卵巣嚢腫
嚢腫が大きい場合には手術が行われることもあります

卵巣に液状の成分がたまって腫れている状態で、ほとんどが良性です。妊娠初期に超音波検査で見ると、卵巣が腫れているといわれることがあります。その多くはホルモンの影響により一時的に腫れる「ルテイン嚢胞」と呼ばれるもので、妊娠12週以降はしだいに小さくなります。しかし、12週以降になっても嚢腫が大きく、5~6cm以上の場合には手術になることが多くなっています。そのままにしておくと、激痛をともなう茎捻転(卵巣嚢腫のつけ根部分がねじれること)が起きることも。手術で流・早産になったり、赤ちゃんに悪影響を与えることはありません。

子宮奇形
早産を起こしやすいので注意が必要です

先天的に子宮の形に異常があるケース。子宮奇形には、さまざまな種類があり、「双角双頸子宮」や「中隔子宮」、「重複子宮」などがあります。共通しているのは子宮奇形があると子宮内腔が狭いために、流・早産を起こしやすいということ。通常よりも健診の回数を多くして、注意してみていくことが必要です。また、子宮の形や胎盤の位置によっては胎盤がはがれやすくなったり、微弱陣痛やさかごになりやすいといった可能性も。赤ちゃんは多少小さめに生まれる傾向がありますが、医師の指導を守って過ごせば恐れることではありません。それぞれの子宮の状態によって、経膣分娩か帝王切開分娩かを判断します。

子宮頸がん
早期発見・早期治療ができれば妊娠継続が可能です

子宮頸がんの原因はほぼ100%がヒトパピローマウイルスというウイルス感染です。進行の度合いによって0期~Ⅳ期に分けられ、まだ進行していない0期に発見されれば、経過を見ながら妊娠の継続も可能です。早期発見できればほぼ確実に治りますが、妊娠中に手術が必要な場合も。その際は赤ちゃんの成長と病気の進行具合を見ながら、できるだけ早い時期に行います。

妊娠8週 ママの悩みQ&A

妊娠中はおなかの赤ちゃんの成長、体重管理や体の悩みについて、育児中は赤ちゃんの発育、予防接種や健診、母乳・ミルク・離乳食、お世話や遊びなどなど、いろんな疑問や不安を抱えています。そんな妊娠中から育児中のママたちのお悩みに、産婦人科や小児科の医師、助産師、保育士など各分野の専門家がていねいにお答えします。

妊娠8週です。2週間前から肛門(こうもん)から突き上げる痛みがあります。長くはないのですが、ズキーンと飛び上がる感じです。これは流産の兆候なのでしょうか?1週間前に出血して切迫流産(せっぱくりゅうざん)の診断を受けたので、もしかしたらおしりの痛みが兆候だったのかもと今になって思いました。安静にしていた1週間は痛みがなく、今突然あの痛みに襲われたので相談しました。
外来診療でもよく同じような症状を訴える妊婦さんがいます。原因がわからないことが多…
妊婦8週になります。妊娠が判明してから便秘がひどく、体重も4kg増えてしまいました。産院から「ラキソベロン」という薬を処方してもらいましたが、まったく便意がありません。何かいい方法ありませんか?
今まではそうでもなかったのに、便秘になったという妊婦さんは多いですね。…
妊娠8週の初産婦です。8週に入ってから子宮あたりに激痛が走るんですが、ちょうど2日前に健診に行ったときは赤ちゃんに異常はありませんでした。友だちに子宮が大きくなるから痛くなると聞いたんですが、そうなんですか?
ズキンとする、突っ張るような感じがする、チクチクするなど表現はさまざまですが、…
8週のとき、おりもの検査をしたのですが、クラミジアになっており、「セックスはしない!するなら避妊をしてください」と言われたのですが、流れで2回ほど薬を飲んでいる途中にセックスをしてしまいました!これは再発してますよね? 治っていないと危ないですか? かなり不安です。今13週なのですが、今からでも完治しますか?
クラミジアなどの性感染症は、処方された薬をすべて飲みきる必要があります。薬をすべ…
8週の経産婦です。1人目は、前置血管、低置胎盤(ていちたいばん)で、妊娠後期、ずっと自宅安静でした。1人目がそうだと、2人目もその可能性は高いですか?今から胎盤の位置が気になります。
前置血管とは、へその緒の血管を守る弾力組織がない、むき出しの臍帯血管が子宮口近く…

妊娠週数別基本情報

妊娠超初期-妊娠0週、1週、2週、3週

ここでは「妊娠超初期」とは妊娠が判明する前の妊娠0ー3週頃のことを指します。生理予定日付近からそれ以降に妊娠検査薬で確認することで、妊娠がわかる人が多いですが、生理予定日前から基礎体温の変化や出血・眠いなど体調の変化が感じられる人も。
そんな「妊娠超初期」の体の変化や気をつけたいことをまとめました。

妊娠超初期-妊娠0週、1週、2週、3週

妊娠1ヶ月

妊娠初期-妊娠4週~15週

妊娠おめでとうございます。妊娠が判明し、ママの体は出産に向けて徐々に変化を始める時期。この頃つわりがピークを迎える人も多く、不安が大きい時期でもあります。不安なこの時期に気をつけることは?妊娠初期症状は?暮らしの中の注意事項は?妊娠がわかったころに知りたい情報をまとめました。

妊娠初期-妊娠4週~15週

妊娠2ヶ月
妊娠3ヶ月
妊娠4ヶ月

妊娠中期-妊娠16週~27週

安定期と呼ばれる妊娠5カ月以降は、胎動が感じられたり、赤ちゃんの性別が分かる人も多い時期。ほっと一息つきがちなこの時期の注意事項は?気をつけたい症状は?安心しがちなこの時期に知っておきたい情報をまとめました。

妊娠中期-妊娠16週~27週

妊娠5ヶ月
妊娠6ヶ月
妊娠7ヶ月

妊娠後期-妊娠28週~40週

出産まであと少し!お産のはじまりで気をつけることは?注意したい症状は?暮らしの中の注意事項は?赤ちゃんに出会える日への期待と不安が膨らむ妊娠後期に知っておきたい情報をまとめました。

妊娠後期-妊娠28週~40週

妊娠8ヶ月
妊娠9ヶ月
妊娠10ヶ月

出産

出産まであと少し!お産のはじまりからの流れや出産方法、陣痛を乗り切るコツや方法、帝王切開についてなど、事前に知っておきたい出産のための基本情報をまとめました。

出産

妊娠初期に関する用語

「たまひよ用語辞典」は、多くのママに好評の「たまひよ大百科シリーズ」を元に、たまひよnet向けに、短い時間で簡潔に概要がつかめるようにと全て一から編集した、みなさまのための用語集です。 用語は、「出産用語」「産後の体用語」「新生児のお世話用語」に分かれています。気になる部分を選んで、読み進めていってくださいね。