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妊娠34週(妊娠9ヶ月)

【医師監修】妊娠34週 妊婦の基本情報

大きくなった子宮による圧迫感があります

妊娠34週の妊婦の症状、体の変化、赤ちゃんの成長

監修医師:かしわざき産婦人科 柏崎香織先生

赤ちゃんは皮下脂肪がついて、ふっくらした体つきに!

大きくなった子宮に胃や膀胱が圧迫され、胃のむかつきや尿もれなど不快症状に悩まされるママも増えます。

お産が近づくにつれ、おなかの張りが出やすくなります

妊娠34週になりましたね。妊娠9カ月の3週目です。 お産が近くなるにつれて、おなかが張る回数もますます増えていきます。最近、疲れやすくなっていませんか? 体が重くなると、歩いたり動き回ったりしたあとはかなり疲れやすくなります。疲労がたまっていくと、余計おなかが張りやすくなる傾向も。疲れてきたら、無理をせず体を横にして、十分に休息をとりましょう。

子宮のてっぺん(子宮底)は、みぞおち付近まで上がってくるため、胃が押し上げられて、再びつわりが始まったかのように胸のムカつきなどの症状が出る人も。食事を一度に食べられなかったりする場合は、1回分の食事量を減らし、何回かに小分けしてとるようにするといいでしょう。ただし、1日のカロリー摂取量をオーバーしないように注意を。 胃と同じように心臓や肺のほうまで圧迫されるので、動悸や息切れなどの症状が出るママもいます。 一方、子宮の下側の膀胱が圧迫されて、トイレが近くなったり、くしゃみをしたときなどおなかに力が入った瞬間に尿もれしてしまう、といったトラブルも少なくないでしょう。 ますます大きくなっていくおなかを支えるために、足にも相当の負担がかかってきます。脚のつけ根が痛んだり、つってしまったり、あるいは、むくみがひどくなったママもいるでしょう。 直立時、背中の反り返りも目立ってきます。腰や背中は負担を強いられ、痛みが増すこともあるでしょう。つらいときは産院で相談を。

肺の機能が完成し、体つきもふっくらしてきます

おなかの赤ちゃんの成長【32~35週ごろ】

●皮下脂肪が増え、体つきがふっくらして、外見的には新生児とほとんど同じようになってきます。

●35週になると肺の機能がほぼ完成に近づきます。

●胎児を保護する作用がある胎脂(皮膚からはがれた細胞や、皮脂腺からの分泌物が混じったもの)で全身が覆われます。

●髪の毛が長くなり、つめは指の先端まで伸びてきます。

ついに肺の機能が完成。皮下脂肪がついてふっくらとしてきます。生後すぐのころの赤ちゃんの外見に近いでしょう。循環する羊水量が少しずつ減って、子宮内で赤ちゃんが動くスペースも狭くなります。

このころの超音波写真

腎臓などの内臓が鮮明に見えてきます

内臓のつくりがよく見えるようになります。背骨を挟んで見える、2つの黒いだ円が腎臓。赤ちゃんが飲み込んだ羊水は、体内の腎臓でろ過され、おしっことして羊水中に出されます。

妊娠34週の生活アドバイス

監修医師:愛育病院センター長 中林正雄先生

お産のとき役立つことをやっておこう

安産のポイントはリラックスと呼吸法。陣痛を乗り越えるコツをご紹介します。

陣痛時のリラックスと呼吸法がカギ

お産が始まると、陣痛が規則的に起こり、だんだんと次の陣痛までの間隔が狭まっていき、赤ちゃんが押し出されて誕生します。陣痛の感じ方は人それぞれですが、痛みを感じると人は体がこわばってしまいがちです。体に余計な力が入っていると、ママの体力も消耗してしまいますし、お産がスムーズに進まなくなってしまいます。陣痛と陣痛の合間の痛みがないときに、いかにリラックスできるかが重要です。

また、陣痛が起きている間は赤ちゃんも子宮にぎゅっと押し出され、少し苦しい状態です。やはり陣痛が遠のいたときに、ママが深呼吸をして赤ちゃんにたくさん酸素を届けてあげると、赤ちゃんも頑張れます。陣痛が起こっているときも、呼吸を意識することで痛みは和らぎます。リラックスの方法は自分なりに見つけておくことができますし、呼吸法は産院のスタッフに聞いて練習できます。どちらも妊娠中から準備しておくと、お産のときにあわてなくてすみますね。

お産に役立つ呼吸法

ゆっくりと呼吸をすると、心と体の緊張がほぐれ、痛みが和らぐように感じられます。同時に、赤ちゃんに酸素を十分に送ることができます。このため、陣痛のときの呼吸法が大切といわれるのです。ソフロロジー法やラマーズ法など、効果的な呼吸法を取り入れた出産方法もあり、産院で指導を受ける場合もあります。いずれの呼吸法にしても、基本は息を吸うことより、吐くことに集中することです。しっかり吐ききれば、必ず吸う呼吸がついてきます。

実際のお産のときに、妊娠中に練習した呼吸法がうまくできなくても、「息を吐く」ことさえ覚えておけば、自然と呼吸法ができていることになるのです。上手にやらなくてはと気負わず、息を吐く呼吸を心がけて。

呼吸方法

胸式呼吸はゆっくり口から吐き、ゆっくり鼻から吸って、肺に空気をためこみます。息を吸うと肩が上がって、胸の上部がふくらみます。おなかの大きい妊婦さんにとって、無理のない呼吸法です。ただし、力を込めて息を吸うと、かえって緊張状態が高まるので注意しましょう。

腹式呼吸は口から細く長く息を吐いたあと、ゆっくり鼻から空気を吸って、横隔膜を十分に下げて、肺の奥までたっぷりと空気を入れます。おなかをふくらませるようなイメージです。陣痛が始まったときと遠のくときにゆったりとこの腹式呼吸をすると、全身がリラックスできます。

自分なりのリラックス方法を探そう

陣痛の合間に少しでもリラックスして、緊張をほぐすことで、長時間かかるお産を乗りきることができます。自分が楽に感じる姿勢や香りなど、お産のときに活用できるものはないか探してみましょう。産院によっては、アロマポットで好きな香りをかがせてくれたり、ヒーリングミュージックをかけてくれる場合もあります。気持ちが穏やかになることを頭に思い浮かべるのもいいですね。あぐらをかいたり、前かがみになっていすにもたれかかったりと、肩や体の力が抜ける姿勢を試してみましょう。おなかに負担のかかりにくい、「シムスの体位」は妊娠中も楽な姿勢。体の左側を下にして、横向きに寝ます。

アロマオイルのにおいをかぐことは、妊娠中どの時期でも楽しめ、リラックス効果大。ただし、使用する際に気をつけたほうがいいもの、時期によっては使えないものもあるので、必ず専門家のアドバイスを受けましょう。香りが強いと、気分を悪くすることもあるので注意して。音楽を聞いていると、気持ちが落ち着くという人もいるでしょう。妊娠中、胎教として聞いていた音楽やヒーリングミュージックなどはお産のときにも役立ちます。陣痛中も聞いていたいという場合は、ほかの人の迷惑にならないよう、イヤホンで聞くようにしましょう。

妊娠34週の気がかりやトラブル・病気

監修医師:東京大学大学院医学系研究科 産婦人科学 教授 藤井知行先生

出産が近くなったら気をつけること2

だんだん出産が近づいてきました。赤ちゃんに会える日に備えて、今のうちに治しておかなければいけない病気や気をつけたいトラブルがあります。

前期破水

気をつけたい時期 妊娠28~36週ごろ

★どんな症状?
陣痛が起こる前に羊水が流れ出てしまいます
赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れ、羊水が流れ出ることを破水といいます。通常は陣痛が起こり、子宮口が全開大になってから起こることが多いのですが、陣痛がまだ起こっていない段階で破水してしまうことを前期破水と呼んでいます。破水が大量だと気づきやすいのですが、少量だと尿と間違えやすいので注意が必要。破水かなと思ったら、まずは産院に連絡しましょう。

破水かな?と思ったら・・・ 破水の量が多い場合は、ナプキンをあてバスタオルを巻いて横になり、車で産院へ。破水かどうかわからなくても、感染予防のためシャワーや入浴は控えて受診しましょう。

病院に行くまでに注意すること

●入浴は控える
●大量に破水している場合は、ナプキンやバスタオルをあてて横になる
●産院へは車で移動する

★どんな治療をするの?
破水の確認ができたら赤ちゃんの感染予防の処置を
1.破水かどうかを調べます
産院では、破水かどうかをまず確認します。破水ではなかった場合は、ひとまず帰宅することに。
2.破水とわかったら抗菌薬を投与して細菌感染を防ぎます
破水が確認できたら入院して感染予防の処置を受けます。37週以降であれば感染予防をしたうえで自然に陣痛が来るのを待ちます。

★赤ちゃんへの影響は?
37週以降であれば、多くは24時間以内に陣痛が始まります。陣痛が始まらない場合には、子宮内感染を防ぐために、陣痛促進薬を使ってお産に導くこともあります。適切な処置が行われていれば、赤ちゃんへの影響はまずありません。

前期破水Q&A

Q.破水したら自分でわかる?
A.わからないことも多く、自己判断は禁物です
破水が大量の場合はすぐにわかりますが、少量だったり、チョロチョロと出ているだけでは、おりものや尿と間違えやすいので自分ではわかりにくいかもしれません。自己判断はとても危険です。破水の可能性があったら、迷わず産院に連絡して受診しましょう。

Q.セックスで前期破水することってある?
A.セックスそのものの刺激では破水はしません
赤ちゃんを包んでいる卵膜は想像以上にかたいので、セックスの刺激で破水することは考えられません。ただ、コンドームを着けない、不衛生な状態などでのセックスが引き金となって感染症を発症した場合、症状が進むと結果的に破水して早産を引き起こすこともあります。

前期破水したときに気をつけること

● あわてず産院に連絡する。母子健康手帳や診察券、健康保険証を忘れずに。
● 感染予防のため、シャワーや入浴は厳禁。
● バスタオルやナプキンをあててできるだけ横になり、車で移動する。

妊娠後期(34週) ママの悩みQ&A

妊娠中はおなかの赤ちゃんの成長、体重管理や体の悩みについて、育児中は赤ちゃんの発育、予防接種や健診、母乳・ミルク・離乳食、お世話や遊びなどなど、いろんな疑問や不安を抱えています。そんな妊娠中から育児中のママたちのお悩みに、産婦人科や小児科の医師、助産師、保育士など各分野の専門家がていねいにお答えします。

今妊娠34週の初マタです。最近右の乳首だけが痛くて、左の胸と比べて若干張っています。乳首のすぐ横にしこりっぽいかたまりみたいなのがあるのですが、ばい菌でも入ってしまったのでしょうか?産院で相談したほうがいいですか?
しこりのようなものが乳首のすぐ横にあるということですが、乳首のまわりにあるモント…
34週の初産婦です。産休に入り、歩いた方がいいと思って散歩に出たり、買い物に出かけたりするのですが、1時間以上出かけた日はおなかにじんましんが出るようになりました。病院の先生に伝えると薬(ポララミン2mg)を処方されましたが、薬がなくなると、変わらず体を動かした日にはじんましんが出ます。体重管理や出産に向けてしっかり体を動かしたいのですが、薬を飲んでまで動いたほうがよいのか悩んでしまいます。じんましんが出るということは、やはり体に負担がかかりすぎているのでしょうか?
妊娠中のじんましんのようなものの可能性として考えられるのは「妊娠性痒疹(にんしん…
はじめまして、9カ月で34週の妊婦です。今日気づいたのですが、陰部の片側(股間にあたるかあたらないかの所)に一円玉サイズのしこりができてしまいました。実を言うと妊娠初期・中期に2~3回ほど同じしこりができました。病院にかかったことがあるのですがそのときはほうっておいても治ると言われました。どうしたらいいですか?
バルトリン腺嚢胞(ばるとりんせんのうほう)の可能性が高いでしょう。女性ならだれで…
34週の初産婦(しょさんぷ)です。今週やっとさかごが直りました。しかし、最近おなかが重くなかなか寝つけず、右を向いたり左を向いたり、寝返りばかり繰り返しています。寝る体勢を頻繁に変えると、赤ちゃんもくるくると動いてまたさかごになってしまう確率も高くなりますか。
さかごがやっと直ったのに、またなってしまうのでは、と心配なのですね。この時期でも…
34週です。最近、朝起きたときに左のあばら骨がとても痛いです。少しすると治まるのですが、これは押されているだけでしょうか?朝だけではなく、リラックスしているときも痛くなることがあります…。
妊婦さんによく起きる症状です。右が痛む人、左が痛む人と、痛む場所もそれぞれです。…

妊娠週数別基本情報

妊娠超初期-妊娠0週、1週、2週、3週

ここでは「妊娠超初期」とは妊娠が判明する前の妊娠0ー3週頃のことを指します。生理予定日付近からそれ以降に妊娠検査薬で確認することで、妊娠がわかる人が多いですが、生理予定日前から基礎体温の変化や出血・眠いなど体調の変化が感じられる人も。
そんな「妊娠超初期」の体の変化や気をつけたいことをまとめました。

妊娠超初期-妊娠0週、1週、2週、3週

妊娠1ヶ月

妊娠初期-妊娠4週~15週

妊娠おめでとうございます。妊娠が判明し、ママの体は出産に向けて徐々に変化を始める時期。この頃つわりがピークを迎える人も多く、不安が大きい時期でもあります。不安なこの時期に気をつけることは?妊娠初期症状は?暮らしの中の注意事項は?妊娠がわかったころに知りたい情報をまとめました。

妊娠初期-妊娠4週~15週

妊娠
2ヶ月
妊娠
3ヶ月
妊娠
4ヶ月

妊娠中期-妊娠16週~27週

安定期と呼ばれる妊娠5カ月以降は、胎動が感じられたり、赤ちゃんの性別が分かる人も多い時期。ほっと一息つきがちなこの時期の注意事項は?気をつけたい症状は?安心しがちなこの時期に知っておきたい情報をまとめました。

妊娠中期-妊娠16週~27週

妊娠
5ヶ月
妊娠
6ヶ月
妊娠
7ヶ月

妊娠後期-妊娠28週~40週

出産まであと少し!お産のはじまりで気をつけることは?注意したい症状は?暮らしの中の注意事項は?赤ちゃんに出会える日への期待と不安が膨らむ妊娠後期に知っておきたい情報をまとめました。

妊娠後期-妊娠28週~40週

妊娠
8ヶ月
妊娠
9ヶ月
妊娠
10ヶ月

出産

出産まであと少し!お産のはじまりからの流れや出産方法、陣痛を乗り切るコツや方法、帝王切開についてなど、事前に知っておきたい出産のための基本情報をまとめました。

出産

妊娠後期に関する用語

「たまひよ用語辞典」は、多くのママに好評の「たまひよ大百科シリーズ」を元に、たまひよnet向けに、短い時間で簡潔に概要がつかめるようにと全て一から編集した、みなさまのための用語集です。 用語は、「出産用語」「産後の体用語」「新生児のお世話用語」に分かれています。気になる部分を選んで、読み進めていってくださいね。