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妊娠35週 妊娠9ヶ月

【医師監修】妊娠35週 妊婦の基本情報

赤ちゃんがふっくら、成長してきました

日本赤十字社医療センター
周産母子・小児センター顧問
1973年東京大学医学部卒業。日本赤十字社医療センター周産母子・小児医療センター長、副院長などを経て、2015年より現職。東都文京病院院長。東京母乳の会運営委員長を兼務。

妊娠35週の妊婦の症状、体の変化、赤ちゃんの成長

赤ちゃんは皮下脂肪がついて、ふっくらした体つきに!

大きくなった子宮に胃や膀胱が圧迫され、胃のむかつきや尿もれなど不快症状に悩まされるママも増えます。

大きくなったおなか、背中や腰、足のつけ根、足の筋肉に負担がかかります

妊娠35週になりましたね。妊娠9ヶ月の4週目で、9ヶ月の最後の週になります。 ますます大きくなっていくおなかを支えるために、背骨の反り返りも際立ってきます。背中の痛みや腰痛などは出ていませんか? 腰や背中は負担を強いられ、痛みがひどくなることも。また、足にもかなり負担がかかってきます。足のつけ根が痛んだり、つってしまったり、あるいは、むくみが悪化したと訴えるママもいるでしょう。どの症状も、お産が終われば軽快するケースがほとんどですが、つらいときは産院で相談しましょう。

子宮のてっぺん(子宮底)は、みぞおちまで達します。そのため、胃が押し上げられて、治まったつわりがまた始まったかのように気持ち悪くなるなどの胃腸症状が出る人も。食後に気持ちが悪くなったりする場合は、食べる量を減らし、何回かに分けてとることをおすすめします。ただし、1日に必要なカロリーをオーバーしないように気をつけましょう。 この時期、動悸や息切れに悩まされるママもいますが、胃と一緒に心臓や肺も圧迫されるためです。 また、子宮の下の膀胱が圧迫されて、頻尿になったり、せき込んだりしたときなど腹圧がかかった瞬間に尿がもれてしまうといったトラブルも多くなるでしょう。 妊娠週数が進むにつれて、おなかの張りもどんどん増えていきます。体重が増えていくと、歩いたり体を動かしたりしたあとは相当疲労がたまりやすいことも。疲労が蓄積すると、ますますおなかが張りやすくなる傾向があります。「疲れた」と思ったら、早めに安静にし、体を休めましょう。

肺の機能が完成し、体つきもふっくらしてきます

おなかの赤ちゃんの成長【32~35週ごろ】

●皮下脂肪が増え、体つきがふっくらして、外見的には新生児とほとんど同じようになってきます。

●35週になると肺の機能がほぼ成熟してきます。

●寝たり起きたりを20分おきに繰り返しています。

●髪の毛が長くなり、つめは指の先端まで伸びてきます。

肺の機能も成熟し、皮下脂肪がついてふっくらとしてきます。生後すぐのころの赤ちゃんの外見に近いでしょう。循環する羊水量が少しずつ減って、子宮内で赤ちゃんが動くスペースも狭くなります。

妊娠35週ころの超音波写真

筋肉がついてたくましい体つきに

ぐっと握り締めた、手のげんこつの山が写っています。手前に写っているのは足のひざのように見えます。それぞれの体の部位は筋肉がついて、たくましさを増してきました。

妊娠35週の生活アドバイス

立ち会い出産の心得

両親学級で立ち会い出産について学んだパパも多いことでしょう。立ち会い出産を成功させるために大事なことをまとめてみました。

夫婦でよく話し合って決めましょう

立ち会い出産は、陣痛が始まったときからママに付き添い、出産に至るまでサポートをして、夫婦で一緒に赤ちゃんの誕生を迎えることです。夫婦で協力することで絆(きずな)が生まれるだけでなく、パパもスムーズに子育てができるメリットがあります。産院によっては、立ち会いたくてもできない場合もありますから確認を。

また、立ち会い出産は夫婦の気持ちが一致していることが前提です。無理強いは禁物。立ち会う、立ち会わない、いずれにせよ納得した上で選びましょう。

パパができること

お産の際、ママやおなかの赤ちゃんに何かしらのトラブルが起こったり、緊急帝王切開分娩になった場合などは、立ち会うことはできません。また、仕事の都合などで立ち会えない場合も。

出産に立ち会うつもりはない、立ち会うことができないという場合でも、妊娠中、ママやおなかの赤ちゃんとのかかわりを積極的に持ちましょう。たとえば、毎日胎動を夫婦で楽しむ、ママに妊娠線ケアクリームをぬってあげるなど。夫婦で赤ちゃんを迎える気持ちを忘れないで。

妊娠35週の気がかりやトラブル・病気

出産が近くなったら気をつけること2

だんだん出産が近づいてきました。赤ちゃんに会える日に備えて、今のうちに治しておかなければいけない病気や気をつけたいトラブルがあります。

前期破水

★どんな症状?
陣痛が起こる前に羊水が流れ出てしまいます
赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れ、羊水が流れ出ることを破水といいます。通常は陣痛が起こり、子宮口が全開大になってから起こることが多いのですが、陣痛がまだ起こっていない段階で破水してしまうことを前期破水と呼んでいます。破水が大量だと気づきやすいのですが、少量だと尿と間違えやすいので注意が必要。破水かなと思ったら、まずは産院に連絡しましょう。

破水かな?と思ったら・・・ 破水の量が多い場合は、ナプキンをあてバスタオルを巻いて、車で産院へ。破水かどうかわからなくても、感染予防のためシャワーや入浴は控えて受診しましょう。

病院に行くまでに注意すること

●入浴は控える
●大量に破水している場合は、ナプキンやバスタオルをあてる
●産院へは車で移動する

★どんな治療をするの?
破水の確認ができたら赤ちゃんの感染予防の処置を
1.破水かどうかを調べます
産院では、破水かどうかをまず確認します。破水ではなかった場合は、ひとまず帰宅することに。
2.破水とわかったら抗菌薬を投与して細菌感染を防ぎます
破水が確認できたら入院して感染予防の処置を受けます。37週以降であれば感染予防をしたうえで自然に陣痛が来るのを待ちます。

★赤ちゃんへの影響は?
37週以降であれば、多くは24時間以内に陣痛が始まります。陣痛が始まらない場合には、子宮内感染を防ぐために、陣痛促進薬を使ってお産に導くこともあります。適切な処置が行われていれば、赤ちゃんへの影響はまずありません。

前期破水Q&A

Q.破水したら自分でわかる?
A.わからないことも多く、自己判断は禁物です
破水が大量の場合はすぐにわかりますが、少量だったり、チョロチョロと出ているだけでは、おりものや尿と間違えやすいので自分ではわかりにくいかもしれません。自己判断はとても危険です。破水の可能性があったら、迷わず産院に連絡して受診しましょう。

Q.セックスで前期破水することってある?
A.セックスそのものの刺激では破水はしません
赤ちゃんを包んでいる卵膜は想像以上にかたいので、セックスの刺激で破水することは考えられません。ただ、コンドームを着けない、不衛生な状態などでのセックスが引き金となって感染症を発症した場合、症状が進むと結果的に破水して早産を引き起こすこともあります。

前期破水したときに気をつけること

● あわてず産院に連絡する。母子健康手帳や診察券、健康保険証を忘れずに。
● 感染予防のため、シャワーや入浴は厳禁。
● バスタオルやナプキンをあてて、車で移動する。

妊娠中におススメの本・アプリ

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