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妊娠38週 妊娠10ヶ月 臨月

【医師監修】妊娠38週 妊婦の基本情報

お産が始まるサインを見逃さないで!

日本赤十字社医療センター
周産母子・小児センター顧問
1973年東京大学医学部卒業。日本赤十字社医療センター周産母子・小児医療センター長、副院長などを経て、2015年より現職。東都文京病院院長。東京母乳の会運営委員長を兼務。

妊娠38週の妊婦の症状、体の変化、赤ちゃんの成長

あとはママの体が、お産の始まりを教えてくれますよ!

出産が近づくと、いつ生まれてもいいように赤ちゃんは骨盤のほうに下がってきます。

前駆陣痛やおしるしなどお産が始まる兆候があることも

妊娠38週になりましたね。妊娠10ヶ月の3週目です。 赤ちゃんが骨盤の中に入ってきて子宮の周囲を圧迫するため、足のつけ根や恥骨に痛みが出ることもあります。骨盤の中に下りた赤ちゃんは動きが制限されるため、出産前になると胎動が少なく感じられるかもしれませんね。 お産の準備段階として、ホルモンの働きで産道がやわらかく変化し、骨盤の関節も緩んで広がり、赤ちゃんが産道を通りやすい状態になります。 予定日が近づいたら、お産の流れをきちんと確認し、お産に対する心の準備をしっかり整えておくことも大切です。前駆陣痛やおしるしといったお産の始まる兆候が、もういつ起きてもおかしくない時期です。前駆陣痛やおしるしがあっても、即お産が開始するわけではないのであわてなくても大丈夫です。破水が起きた場合は、早急に産院へ連絡しましょう。

出産が迫ってくると、みぞおち近くまで達していた子宮が下がってきます。そのため、心臓や肺への圧迫がかなり解消され、動悸や息切れなどの症状がほぼ出なくなってきます。胃もすっきりしてきて、一度にたくさん食べられるようになりますが、体重増加が激しい時期なので、おいしいからといって食べすぎには注意を。 逆に、子宮の下側に位置する膀胱への圧迫は強まるので、頻尿や尿もれの症状はよりひどくなるでしょう。お産が終わるまで、もうしばらくの我慢です。

骨盤の中に下がり、お産に向けた体位に

おなかの赤ちゃんの成長【36~40週ごろ】

●腎臓機能が成熟して、水分がしっかり処理されるようになり、肌は張りのあるピンク色になります。

●全身を覆っていた胎脂が少なくなります。皮下脂肪も十分につき、ふっくらした体つきに。

●あごを胸につけ、ひざをおなかに引き寄せ、生まれるときを待っています。

腎臓機能が成熟し、肌はピンク色に。お産が近づくと、赤ちゃんは骨盤のほうに下がってきます。いつ生まれても大丈夫なように、あごを胸につけ、おなかを引き寄せた姿勢を取ります。お産は目前です!

妊娠38週ころの超音波写真

へその緒の状態も確認されます

お産の前に、へその緒の状態も確認されます。赤ちゃんの首にへその緒が1回くらい巻きついていることはよくあること。さかご(骨盤位)の姿勢が戻る可能性はほとんどなくなります。

妊娠38週の生活アドバイス

お産の始まりをチェックしよう

お産の始まりは人それぞれ。いざというときにあわてないようにどんな症状が現れるのかチェックしておきましょう。

お産の始まりか不安なときは、産院に連絡を

妊娠10ヶ月になると、産院にもよりますが、健診が1週間に一度になります。子宮口のやわらかさや、子宮頸管の長さ、赤ちゃんの元気度や下がり具合を診て、お産に備えます。妊娠経過が順調でも、お産が始まってから、思いがけずトラブルが起こる可能性もあります。医師がきちんとチェックしていますから心配はいりませんが、おなかの激しい痛みや大量の出血、頭痛やめまいなどがあるときはすぐに連絡を。また、お産の始まりかわからないときも自己判断せず、産院に連絡しましょう。

臨月に入るとおなかの張りも頻繁に起こります。不規則におなかが張るのは、陣痛の準備段階。徐々に規則的になり、持続するようであればいよいよお産の始まりです。おなかがガチガチに張ったり、いつもと違う激しい痛みがある場合は、すぐに産院に連絡をして受診を。健診のあと、少量の出血が起こったり、子宮口が開いてきたために出血が起こることもあります。生理程度の出血量ならば問題ありませんが、ナプキンをすぐ替える必要があるほどの量や、出血量が増えていくようなら産院に連絡をして即受診を。お産が始まる前に赤ちゃんを包む膜が破れ、羊水が出てきてしまうことがあります。前期破水といいますが、おしっこのモレと区別がつかない場合も。一度で止まらず、いつまでもちょろちょろと水が出る感覚がある場合は、産院に連絡をして受診を。自己判断は禁物です。

妊娠38週の気がかりやトラブル・病気

臨月に入ってからの気になるトラブル2

いよいよ臨月、赤ちゃんに会える日を待つばかりと思うところですが、お産を間近に控えた時期でも、気がかりなことがあります。そのなかの一つがママの骨盤がおなかの赤ちゃんの頭の大きさよりも狭いケース。お産はどうなるのか、見ていきましょう。

児頭骨盤不均衡Q&A

Q.ママの背が高くても児頭骨盤不均衡と診断されることはあるの?
A.160cm以上あるママならまず心配ないでしょう。ママの身長が160cm以上ある場合、児頭骨盤不均衡になるケースはまずないといわれています。ただ、まれですが骨盤の形が細長かったり、歪みが強い場合、また何らかのトラブルで赤ちゃんが巨大児である場合には、背が高くても診断されることはあるかもしれません。

Q.経腟分娩の途中で児頭骨盤不均衡とわかったら?
A.途中で帝王切開分娩に切り替えます。あらかじめ児頭骨盤不均衡とわかるケースは少ないもの。ほとんどは経腟分娩を試みて、お産の進行を見ていくうちに、お産に非常に時間がかかってしまったり、お産の進行が止まってしまったりすることから児頭骨盤不均衡と診断し、帝王切開分娩に切り替えることになります。

巨大児
外見上の異常がなく、体重が4000g以上で生まれた赤ちゃんのこと。ママが糖尿病だと巨大児になりやすいといわれていますが、実際は、それ以外のトラブルをかかえていることも多くあります。

妊娠中におススメの本・アプリ

いよいよ入院準備! お産までに読む本『後期のたまごクラブ』

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