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妊娠5週 妊娠2ヶ月

【医師監修】妊娠5週 妊婦の基本情報

妊娠が判明。赤ちゃんの姿は豆粒みたいです

日本赤十字社医療センター
周産母子・小児センター顧問
1973年東京大学医学部卒業。日本赤十字社医療センター周産母子・小児医療センター長、副院長などを経て、2015年より現職。東都文京病院院長。東京母乳の会運営委員長を兼務。

妊娠5週の妊婦の症状、体の変化、赤ちゃんの成長

妊娠に気づき、つわりの症状が出てくる人もいます。

おなかの赤ちゃんは、最初は魚のような形をしていますが、妊娠7週までに一気にヒトの形へと変化をとげます。

今までと違う体調の変化に気づくころかもしれません

「もしかして?」と妊娠の予感を感じていませんか?月経の遅れに気づいたり、今まで気にならなかったにおいに急に敏感になったり、食欲がなくなってきたりして、体調の変化に戸惑う人が多いかもしれません。あるいは、胸のむかつきや吐きけ、嘔吐などのつわりの症状から、妊娠かな?と思う人がいるかもしれません。また、目には見えませんが、黄体ホルモンが盛んに分泌されるため、体がだるく熱っぽくなり、一日中眠けを訴える人も少なくないでしょう。

妊娠を疑ったら、まずは妊娠検査薬を試してみましょう。 月経の予定日のころに、月経の始まりのような少量の出血(着床時出血)が起こる場合もあります。ちなみに着床時出血(ちゃくしょうじしゅっけつ)を月経と間違ってしまうと、だるさや熱っぽさを風邪と勘違いすることもあります。 この時期は安易に薬を飲まないように注意しましょう。体の微妙な変化に気づいたら、流産や子宮外妊娠の可能性も考慮し、できるだけ早めに受診しましょう。

最終月経から出産予定日を計算

頭と胴の2頭身になり、胎芽と呼ばれる時期です

おなかの赤ちゃんの成長【4~7週ごろ】

●7週ごろには2頭身に。手足の区別もついてきます。
●胎盤のもとになる組織が形成され始め、へその緒になる組織が発達します。
●この時期は器官形成期といって赤ちゃんの主な器官の基礎がつくられます。脳や脊髄、目や耳の神経などが急速に発達。
●心臓、肝臓、胃などの臓器の分化も始まります。
●目、口、鼻も大まかですが、形を整え始めます。

おなかの赤ちゃんが入った袋(胎のう)が確認できるころです。9週までの赤ちゃんは胎芽と呼ばれ、中枢神経や心臓、手、足など器官のもとが猛スピードでつくられる器官形成時期にあたります。

妊娠5週ころの超音波写真

卵黄のうは赤ちゃんのお弁当箱

胎芽のそばに卵黄のうが見えることがあります。赤ちゃん(胎芽)とつながっていて、栄養を運んでいます。豆粒のような姿ですが、中枢神経や心臓のもとがつくられています。

妊娠5週の生活アドバイス

自分に合った産院を探そう 産院でチェックしましょう

妊娠の兆しがあり、妊娠検査薬を試して「陽性反応」が出たら、早めに産婦人科を受診しましょう。

正常な妊娠かどうか産院でチェックしましょう

妊娠検査薬は、受精卵が子宮以外の場所に着床した場合(異所性妊娠=子宮外妊娠)でも、陽性反応を示します。そのままにしていたら大変なことになる場合もあるので、陽性反応が出たら、早めに近くの産婦人科を受診し、正常な妊娠かどうか確認をしてもらうことが大事です。
正常な妊娠であれば、赤ちゃんを包む袋(胎嚢)が見え、約1週間後に胎嚢の中に胎芽が見え、心拍も確認できるようになります。これらが確認できて初めて正常な妊娠であることが確定します。検査薬で陽性反応が出ても、妊娠4週ごろだと、超音波検査で胎嚢が確認できないことがありますが、5週を過ぎれば確認できることが多くなります。月経周期は個人差が大きく、誤差が出ることもあるので、むやみに心配せず、次の健診を待ちましょう。

妊娠確定までの条件

おなかの赤ちゃんの成長【4~7週ごろ】

「赤ちゃんの袋が見える」赤ちゃんを包む袋(胎嚢)が、子宮内に確認できることが妊娠確定への第一歩。

妊娠5週を過ぎると超音波検査で確定できるようになります。見えないときのほとんどは、妊娠週数が早すぎることが原因です。あせらず次の週まで待ってみましょう。

自分にぴったりの産院を探そう

妊娠が判明したら、インターネットや口コミで、住んでいる地域の産院情報を集めましょう。少ない情報からすぐに決めるのではなく、施設による特徴をよく理解した上での選択が大切です。
自宅から近いに越したことはありませんが、地域に分娩を扱う産院がなかったり、希望の産院が近くに見つからない場合もあるでしょう。初産の場合、陣痛開始から出産まで、13~15時間かかることが多いので、車で1時間ほどの距離であれば通院範囲内と考え、少し範囲を広げて探してみることをお薦めします。
少し遠くても、信頼できる産院、希望が叶う産院であるならば、有力候補として考えてよいでしょう。通院の段取りをしっかり練り、早めに入院するようにすれば、陣痛時の移動も心配ありません。

近年、産科医不足、産婦人科閉鎖などにより、産院の一極集中化が進む中、人気のある病院、ベッド数の少ない施設は、すぐに満床になってしまう状況にあります。
産院が早期から分娩予約を受け付けるのは、医師や助産師さんの数によって1日にできるお産の数が決まってしまうので、前もってお産の数を調整する必要があるためです。
また、分娩予約時には予約金が必要な場合もあります。金額は産院によってまちまちなので、早めに確認しておくとよいでしょう。

妊娠5週の気がかりやトラブル・病気

早期流産の基礎知識

早期流産のほとんどは胎児側の原因によるものです。症状、診断、種類、入院・手術について知っておきましょう。

ほとんどが胎児側に原因があります

早期流産のほとんどは胎児側の理由で起こります。もっとも多いのは、受精卵の染色体異常といわれ、たまたま異常を持つ精子や卵子が受精してしまったことで発生します。とくに卵子の異常は加齢とともに増える傾向があるので、高年妊娠の場合は、流産する確率も高くなります。

染色体異常が起こる理由は明らかではありませんが、偶然起きてしまった事故のようなものです。重い異常を持った受精卵や胎芽は生き延びることができず、流産という形で自然淘汰されていくのです。流産してしまうと、ママはつい自分を責めてしまいがちですが、決してママのせいではありません。仕事や運動のしすぎが早期流産を引き起こすことはないので、安心してくださいね。

種類によって経過やその後のケアに違いも

おなかの赤ちゃんの成長【4~7週ごろ】

早期流産は、状況によって以下の4つに分けられ、その症状やその後のケアにも違いがあります。一般的には出血や下腹部の痛みや張りなどの症状がありますが、何も症状がないことも。また、化学的流産といって、受精卵が着床したころの早い段階で流産した場合は、月経と区別ができないため、自覚症状はありません。

●完全流産

子宮内にある赤ちゃんや胎嚢が完全に娩出された状態。

●不全流産

子宮内の赤ちゃんや胎嚢が完全に娩出されずに一部分残っている状態。

●進行流産

子宮が収縮を始め、流産が進行している状態。一度進行してしまうと、止める方法はありません。

●稽留流産

子宮内で赤ちゃんが死亡し、そのままとどまっている状態で、自覚症状はありません。

早い時期に手術をしたほうがよい

手術は、子宮の内容物がすべて出てしまっている完全流産の場合は行いませんが、子宮内に赤ちゃんや胎盤などの組織が残っている場合は早い時期に行います。これは、出血を止めたり、感染症を防ぐためです。通常は、事前に必要な検査を行ったあと、全身麻酔をして10分程度で終了し、手術の当日か翌日に退院となります。

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