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妊娠13週 妊娠4ヶ月

【医師監修】妊娠13週 妊婦の基本情報

おなかはふくらみ始めています

日本赤十字社医療センター
周産母子・小児センター顧問
1973年東京大学医学部卒業。日本赤十字社医療センター周産母子・小児医療センター長、副院長などを経て、2015年より現職。東都文京病院院長。東京母乳の会運営委員長を兼務。

妊娠13週の妊婦の症状、体の変化、赤ちゃんの成長

つらかったつわりが治まり、食欲が出てくるころです。

胎盤が赤ちゃんとママをしっかりつないで、赤ちゃんの発達を応援します。

つわりが少しずつ楽になってきます。あと少しの辛抱!

妊娠13週になりましたね。妊娠4ヶ月の2週目です。つわりの症状はどうですか?まだつわりがある人は、少しずつ楽になってきているはずですので、あとひと息です。大半の人は、妊娠12~16週ごろにはつわりが終わります。つらかったつわりが終わると、不思議と食事がおいしく感じられるようになります。ただし、食欲が戻ると、急に体重が増えやすくもなります。急激な体重増加はさまざまなトラブルの原因になる可能性がありますから、気をつけましょう。

ただ今、子宮の大きさは、小さめのメロンくらい。おなかのふくらみがやや目立ってくるため、薄手の服を着ていればわかるようになってきます。妊娠15週ごろには、胎盤が完成するといわれています。もう13週ですから、胎盤完成まであと少しです。今後は、流産の心配はかなり減っていくでしょう。そろそろ、妊娠初期に見られる頻尿などの症状が少なくなってくることも。それは、この時期の子宮は、骨盤の上のほうに位置するため、膀胱を圧迫することが少なくなるためです。ただし、残念ながら、妊娠後期には、膀胱への圧迫は再び強まります。まだ、熱っぽい感じは続いていますか?胎盤が形成されるころには、体内のホルモンの状態も安定してきます。そのため、基礎体温は少しずつ下がっていきます。微熱が続く感じや体のだるさも取れてくるので、体はだいぶ楽になるでしょう。

15週ごろに胎盤が完成します

おなかの赤ちゃんの成長【12~15週ごろ】

●器官の形成が終わり、これからは体や手足の骨、筋肉などが発達していきます。

●羊水の量が増え、その中で手足を動かすようになります。

●皮膚は不透明で厚くなります。

●男女の外性器ができます。

●目は閉じていますが、口は開けたり閉じたりしています。

器官の形成が終わり、体や手足の骨、筋肉などがこれから発達してきます。羊水量が増えてきて、手足の動きもしだいに活発に。15週ごろに胎盤が完成し、赤ちゃんの発達はさらにスピードアップ!

妊娠13週ころの超音波写真

胎盤に厚みが出てきます

赤ちゃんの上側に見える、白く厚みのあるものが胎盤です。胎盤の完成まであと少しになりました。写真は、胎盤の中央あたりから、へその緒が出ていることも確認できます。

妊娠13週の生活アドバイス

体重コントロールを始めよう

つわりが終わったら、いよいよ体重コントロール本番! バランスのよい食生活を心がけ、まめに体重計に乗ってチェックしましょう。

増えすぎとやせすぎに気をつけましょう

妊娠中はおなかの赤ちゃんに栄養を与えたり、分娩や産後の授乳期に備え、体に脂肪がつきやすくなります。その上、食欲も増すので、体重が増えすぎてしまう人も。妊娠中の体重の増えすぎは、さまざまなトラブルの原因になることがあるので、注意が必要です。

逆に、妊娠前からやせている人が妊娠中の体重増加が少ないと、赤ちゃんに十分な栄養を与えられないため、低出生体重児を出産するリスクがあります。妊娠中の体重増加は、標準体重の人で10~13kg、やせ気味の人で12~15kgが目安。週1回は必ず体重を測定する習慣づけをし、妊娠16週目くらいから、本格的に体重コントロールを始めましょう。

食生活は量より質を大事にし、脂肪や糖分、塩分は控えめにして、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。妊娠経過が順調であれば、ウォーキングや簡単なエクササイズなどを習慣にするといいでしょう。

妊娠前の肥満度をチェックしよう

妊娠前の体重(kg)÷(身長(m)×身長(m)) = BMIです。BMIが18.5未満の人は、出産までの体重増加は12~15kgくらいが目安。栄養不足が心配なところではありますが、つい油断していろいろと食べてしまったら、出産直前までに20kg以上も太ったという事例もあるので注意が必要です。

BMIが18.5以上25.0未満の人は、出産までの体重増加は10~13kgくらいが目安。週に500g以上の増加が見られる場合は要注意ですが、理想的な体重増加に比べて1kgくらいの差であるなら、それほど心配はいりません。BMIが25.0以上30.0未満の人は、出産までの体重増加は7〜10kgくらいが目安。BMI30.0以上の人は、出産までの体重増加の目安は上限5kgで、個別に医師に相談が必要です。妊娠初期の時点から計画的に体重のコントロールを検討しましょう。体重増加は定期的に確認を。急激な増加傾向がある場合は早めに受診して。

妊娠中の食生活 鉄則5か条

1.毎日の食事は1日3回、決まった時間にとるように心がけましょう
食事と食事の間隔が開き過ぎてしまうと、空腹感が増して、いつもよりも多く食べてしまうことがあります。1日30品目の食材をとることを目標に、食事メニューは栄養バランスを考えて、食材に偏りのないようにするといいでしょう。

2.塩分・糖分は控えめにしましょう
濃い味つけのおかずはごはんなどの主食を食べ過ぎてしまいがち。塩分のとり過ぎはむくみや妊娠高血圧症候群を引き起こす可能性が高くなるので、味つけは薄味にしましょう。妊娠中の塩分摂取量は1日6.5gが目安。初めは物足りなさを感じるかもしれませんが、徐々に慣れます。また、糖分と脂肪分はすぐにエネルギー源となり、太りやすいので控えめに。

3.よくかんでゆっくり食べましょう
ゆっくり食事をすると、食べた量が少量でも脳の満腹中枢はおなかがいっぱいになったと感知する傾向があります。逆に急いで食べてしまうと、多量の食事をとることに。慌てて食べることのないように、よくかんで味わいながら食事をしましょう。

4.加工食品、市販品は控えめに
市販の総菜や干物などの加工食品、お菓子のとりすぎは体重増加の3大原因。食べ続けると、簡単にカロリーオーバーします。栄養が偏ったり、塩分や脂肪分もとりすぎてしまうので、食べ過ぎには十分気をつけて。食べる量をコントロールすることが必要です。

5.毎日の食事の中に多くの野菜を取り入れましょう
カロリーも抑えられるうえ、ビタミン類の補給、食物繊維も摂取できます。煮物やサラダだけでなく、炒め物やスープなど、さまざまなメニューに取り入れると効果的。冷凍野菜を上手に利用するのもいいでしょう。

妊娠13週の気がかりやトラブル・病気

妊娠中期の切迫流産・流産

妊娠中期に気をつけたいトラブル・病気

後期切迫流産

12週以降22週未満に出血や下腹部の痛み・張りなどがあります
気をつけたい時期 妊娠12~21週

後期切迫流産と、病名に「切迫流産」とついていますが、原因は「早期切迫流産」とまったく異なります。その症状や原因・治療は切迫流産と同じです。妊娠22週は「流産」と「早産」の分かれ目であり、おなかの赤ちゃんが生存できるかどうかの境界線であるため、このように名称を区別しているのです。治療により防げることが多いので、出血、下腹部の張り・痛み、おりものの変化などが見られたらすぐ受診しましょう。

後期流産

12週以降22週未満に流産してしまうことです
気をつけたい時期 妊娠12~21週

●原因
母体側に原因があることが多い

妊娠12週以降22週未満の流産を後期流産といいます。妊娠12週未満に起こる早期流産と比べると、母体側の原因によることが多くなります。原因としてはまず、子宮筋腫や子宮奇形など、子宮の異常によるものが挙げられます。次に、子宮が収縮していないのに、早い時期から何の自覚症状もなく子宮口が開き、破水してしまう子宮頸管無力症も大きな原因の一つ。また、細菌に感染することにより、子宮内で炎症が起こってしまい、流産につながることもあります。とはいえ、どちらも症状の早い段階で対応できれば、流産を防げる可能性も出てきます。頻繁なおなかの張りや、月経のときのような出血があった場合はすぐに受診しましょう。

●入院・手術
陣痛を誘発して分娩と同じように処置します

早期流産同様に、完全流産でない場合は、できるだけ流産確定後、早い時期に子宮の内容物を取り除く手術を行います。また、週数が進み、赤ちゃんがおなかの中で亡くなっているときは、陣痛誘発薬で分娩と同じように陣痛を起こして、赤ちゃん、胎盤などを外に出す処置を行います。

後期流産の手術は、陣痛を起こして赤ちゃんなどを出すため、実際、お産をしたのと同じ状態と考えていいでしょう。手術当日から翌日は安静に過ごします。

妊娠中におススメの本・アプリ

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