妊娠8週(妊娠3カ月)の症状や体の変化、赤ちゃんの成長【医師監修】
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妊娠8週目は、妊娠3カ月の始まりの週です。
正常な妊娠が確定し、担当医から指示されたら、市町村役場や区役所に母子健康手帳をもらいに行きましょう。でも、つわりの症状が最もつらくなる時期でもあります。無理をせず、体を休めることを優先してくださいね。
この記事では、妊娠8週目の妊婦さんの症状や体の変化、おなかの赤ちゃんの成長、母子健康手帳の活用方法やこの時期に気をつけたい病気・トラブルについて、医師監修のもとで解説します。
妊娠8週目の妊婦の症状・体の変化
つわりのピークは妊娠8週~9週。ただし、個人差があります。
つわりは、妊娠4~15週くらいに不快な症状を感じる人が多く、8~9週くらいがいちばんつらく、16週くらいまでに終わるのが一般的です。ただし、個人差が大きく、10週くらいで終わる人もいれば、出産まで続く人も。中には、ほとんどつわりがない人もいます。
つわりで食事ができないと、赤ちゃんへの栄養が心配になるかもしれませんが、この時期はまだ栄養のことを心配する必要はありません。食べられるときに食べられるものを口にするだけで大丈夫。ただし、脱水症状を防ぐために、水分補給は意識してとりましょう。
このころの子宮はほんの少し大きくなり、鶏の卵の倍くらいの大きさになります。ママのおなかの印象は変わりませんが、下腹部に触れると、なんとなくふっくらしてきたように感じられるでしょう。子宮の変化に伴い、子宮の筋肉がちょっとずつ引き伸ばされるため、下腹部にチクチクとした軽い痛みや違和感を感じたりする場合があります。ホルモンの影響で骨盤の中がうっ血しやすくなるので、腰が多少重たく感じられるようになる人も。胎盤は、まだ形成途中ですから、無理は禁物です。下腹部痛や出血が見られたら、安静にして産院に連絡しましょう。
妊娠8週目のおなかの赤ちゃんの成長の様子
妊娠3カ月(妊娠8週~11週目)の赤ちゃんは、胎芽から胎児へと成長する時期。妊娠11週目までには3頭身になり、外側のほうにあった目は中心に寄ってきて、顔もヒトらしくなってきます。目や耳、手足は器官形成の途中ですが、手足の先で指が分かれ、つめも生えてきます。
超音波検査では、手足をピョコピョコと動かし、羊水の中を動き回る様子が見られることもあるでしょう。肝臓や胃、腎臓などが働きだし、赤ちゃんは羊水を飲み、おしっことして排出します。
妊娠8週目のエコー写真を見てみよう
胴の部分が細長くなってきます
赤ちゃんの心臓の動き(心拍)が、ピクピクとはっきり見て取れるようになります。2頭身の頭と胴体で、どちらが頭部かもわかるように。頭が大きめで、胴体は細長く見えます。
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母子健康手帳を活用しよう
ママと赤ちゃんの健康状態を記録するための母子健康手帳。十分な母子保健サービスを受けられるように活用しましょう。
母子健康手帳のもらい方
1.妊娠が確定
医師が赤ちゃんの心拍を確認し、出産予定日が判明したら、母子健康手帳をもらう手続きができるようになります。医師や医療スタッフから「母子健康手帳をもらってきてください」と言われたら、もらいに行きましょう。
2.保健所などに妊娠届を提出
居住している市区町村の役所や保健所などの窓口に「妊娠届出書」を提出します。提出場所は自治体によって違い、必要なものも異なります。どこに何を持参するのか、ウェブサイトや電話で確認しましょう。
3.母子健康手帳の交付
手続きが終わると、母子健康手帳が交付されます。その際に、保健師や助産師などによる面談があるケースも。面談では、今後の支援に役立てる目的で、妊娠経過などを聞かれたり、支援サービスに関する説明を受けたりします。
【一緒に受診票などがもらえます】
母子健康手帳と共に、健診費用の助成を受けるときに必要な「妊婦健康診査受診票」ももらえます。ほかに、赤ちゃんの予防接種の補助券、妊娠・出産・育児に役立つ冊子やパンフレット、母親学級や両親学級の案内などをもらうことが多いようです。内容は自治体によって異なり、パパ向けの冊子などが渡される場合も。
母子健康手帳はこんなときが出番です
妊婦健診
妊娠前のママの健康状態や仕事、住環境などについての記録は、ママの体にトラブルが起きたときの貴重な情報源になります。また、妊娠中の健診や検査記録、ママの気持ちなどの記録は、病気や不安にできるだけ早く対処するための情報源になります。
公的サービスの届け出をするとき
保健所が主催する母親学級や両親学級の受講時、産後に保健師や助産師の訪問ケアなど、公的サービスを受ける際に提示が必要になることがあります。また、母子健康手帳を提示することで受けられる特典やサービスを用意している企業などもあります。
出産のとき
分娩経過や所要時間などのお産の様子、誕生時の赤ちゃんの状態を記録します。また、万が一、外出先などで緊急のトラブルが起きて搬送先で出産することになった場合、母子健康手帳を見れば、担当医でなくても妊娠経過を知ることができるので、的確に対処しやすくなります。
産後の乳幼児健診
産後は赤ちゃんの成長の様子を記録します。乳幼児健診や予防接種を受ける際には必ず持参して。健診時に相談したいことがあれば、メモしておくといいでしょう。赤ちゃんがけがや病気で受診した際、医師に母子健康手帳の提示を求められることもあります。
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妊娠8週目の気がかりやトラブル・病気
持病と妊娠
妊娠前から持病をかかえていた場合、妊娠中に病気と判明した場合、持病は悪化しないのか、妊娠経過やおなかの赤ちゃんにどんな影響があるのか、不安がたくさんあります。気をつけることを知っておけば、気持ちも楽になりますね。
婦人科系の病気
子宮筋腫
とくに治療は行わず経過を観察します
子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍で、30代以上の女性に多い病気です。自覚症状がないことも多いのですが、高年妊娠の増加に伴い、子宮筋腫を合併して妊娠するケースも増えています。子宮筋腫がある場合、超音波検査で筋腫の大きさや位置を調べます。妊娠・出産への影響は位置や大きさで異なりますが、筋腫がない人よりは流産・早産になりやすい傾向はあります。筋腫が小さい場合、経膣分娩が可能です。ただ、微弱陣痛になりやすい傾向があるほか、子宮口の近くや子宮頸部に筋腫がある場合は、帝王切開分娩になることが多いでしょう。
卵巣嚢腫
嚢腫が大きい場合には手術が行われることもあります
卵巣に液状の成分がたまって腫れている状態で、ほとんどが良性です。妊娠初期に超音波検査で見ると、卵巣が腫れているといわれることがあります。その多くはホルモンの影響により一時的に腫れる「ルテイン嚢胞」と呼ばれるもので、妊娠12週以降はしだいに小さくなります。しかし、12週以降になっても嚢腫が大きく、6cm以上の場合には手術になることが多くなっています。そのままにしておくと、激痛をともなう茎捻転(卵巣嚢腫のつけ根部分がねじれること)が起きることも。手術で流・早産になったり、赤ちゃんに悪影響を与えることはありません。
子宮奇形
早産を起こしやすいので注意が必要です
先天的に子宮の形に異常があるケース。子宮奇形には、さまざまな種類があり、「単頸双角子宮」や「中隔子宮」、「重複子宮」などがあります。共通しているのは子宮奇形があると子宮内腔が狭いために、流・早産を起こしやすいということ。通常よりも健診の回数を多くして、注意してみていくことが必要です。また、子宮の形や胎盤の位置によっては胎盤がはがれやすくなったり、微弱陣痛やさかごになりやすいといった可能性も。赤ちゃんは多少小さめに生まれる傾向がありますが、医師の指導を守って過ごせば恐れることではありません。それぞれの子宮の状態によって、経膣分娩か帝王切開分娩かを判断します。
子宮頸がん
早期発見・早期治療ができれば妊娠継続が可能です
子宮頸がんの原因はほぼ100%がヒトパピローマウイルスというウイルス感染です。進行の度合いによって0期~Ⅳ期に分けられ、まだ進行していない0期に発見されれば、経過を見ながら妊娠の継続も可能です。早期発見できればほぼ確実に治りますが、妊娠中に手術が必要な場合も。その際は赤ちゃんの成長と病気の進行具合を見ながら、できるだけ早い時期に行います。
参考/最新!初めての妊娠・出産新百科 監修/杉本充弘先生
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そんな「妊娠超初期」の体の変化や気をつけたいことをまとめました。

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