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妊娠10週(妊娠3カ月)の症状や体の変化、赤ちゃんの成長【医師監修】

更新

妊娠10週ころのママの体の変化とおなかの赤ちゃんの成長

妊娠10週目は、妊娠3カ月の3週目です。
ママのおなかの表面はあまり変わりませんが、下腹部をなでてみると、ちょっとふっくらした手触りに変わってきているかもしれません。また、腸のぜん動運動が悪くなるため、便秘になるママが少しずつ増えてくる時期でもあります。
この記事では、妊娠10週目の妊婦さんの症状や体の変化、おなかの赤ちゃんの成長、母子健康手帳の活用方法やこの時期に気をつけたい病気・トラブルについて、医師監修のもとで解説します。

妊娠10週目の妊婦の症状・体の変化

妊娠10週になりましたね。妊娠3カ月の3週目です。この時期の子宮は、また少し大きくなり、女性の握りこぶしくらいの大きさになります。ママのおなかの表面はあまり変わりませんが、下腹部をなでてみると、ちょっとふっくらした手触りに変わってきているかもしれません。

子宮が少しずつ大きくなるのに伴い、子宮の筋肉や子宮を支える靭帯が引っ張られるため、下腹部にチクチクした痛みが出たり、足のつけ根付近に違和感を覚えたりする場合もあります。大きくなり始めた子宮の圧迫やホルモンの影響で、骨盤の中の血液の流れが悪くなり、腰や外陰部などが重く感じられるようになる人も。

また、同じ原因で、腸のぜん動運動が悪くなるため、便秘になるママが少しずつ増えていきます。時期には個人差がありますが、ホルモンの作用で乳房が張って痛みを感じるようになってくる人もいるでしょう。胎盤は、まだ出来上がっていない時期。出血や痛みを伴うことがあれば、早めに産院を受診しましょう。

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妊娠10週目のおなかの赤ちゃんの成長の様子

妊娠10週以降は、胎芽から胎児と呼ばれるようになります。妊娠11週目までには3頭身になり、外側のほうにあった目は中心に寄ってきて、顔もヒトらしくなってきます。目や耳、手足は器官形成の途中ですが、手足の先で指が分かれ、つめも生えてきます。

超音波検査では、手足をピョコピョコと動かし、羊水の中を動き回る様子が見られることもあるでしょう。肝臓や胃、腎臓などが働きだし、赤ちゃんは羊水を飲み、おしっことして排出します。

妊娠10週目のエコー写真を見てみよう

小さな手足が見えてきます

ヒトの形に近づいてきて、頭、手、足の区別がわかるようになります。手足を活発に動かす赤ちゃんもいます。写真は片方の足を伸ばした姿勢で、頭の黒い部分は脳です。

妊娠10週目の胎児の様子

便秘と痔の予防&対策

妊娠中、便秘に悩むママは多いようです。便秘が慢性化すると、痔になってしまうことも。快便を促す食事のコツをマスターしてすっきりしましょう。

便秘

原因

ホルモンの影響と子宮の圧迫が主な原因

妊娠すると黄体ホルモンの分泌が増え、その影響で筋肉が弛緩(しかん)し、腸の動きが鈍くなります。また、大きくなった子宮が腸を圧迫する、運動不足、おなかの赤ちゃんが気になってトイレでいきめない、といったことも原因になっています。

予防と対策

・便秘によい食生活をする
・水分をこまめにとる
・適度な運動をする
・決まった時間にトイレに行く

食物繊維が豊富な食品を食べて、腸の働きを助けましょう。内臓の動きを刺激するために、軽いストレッチなどの運動も効果的です。また、便意は朝食のあとに起こりやすいので朝食&便通を習慣にして。

便秘に関するQ&A

Q:ふんばっても平気ですか?

A:破水や早産になることはありません

便を出そうとふんばっても、陣痛が来ていなければ、それが原因で破水や早産になることはありません。ただし、ふんぱりすぎると痔や脱肛になる心配があるので、便秘で苦しいときは主治医に相談しましょう。

原因

大きくなった子宮が静脈を圧迫するため

大きくなった子宮に肛門周辺の静脈が圧迫され、うっ血を起こすと、いぼ痔になります。また、便秘でかたくなった便を排せつするときに、肛門の縁が裂けて切れ痔になることも。冷えなどで体の血流が悪くなることも、痔になる要因の一つです。

予防と対策

・便秘にならないようにする
・下半身を温める
・座りっぱなしはダメ
・おしりを清潔に
・刺激物を避ける

まずは便秘にならないことが第一。また、血流を促すために、下半身を温めたり、適度に体を動かしたりしましょう。トイレのとき、おしりを清潔に保つことも忘れずに。

痔に関するQ&A

Q:おしりからの出血かどうかわからなくて…

A:出血があったときは、まず産院に相談を

排便直後の出血であれば、痔による出血かもしれません。原因によらず、出血したときは産院に連絡を。痔による出血でも外用薬を処方してもらえるので、恥ずかしがらずに産院を受診しましょう。

妊娠初期に気をつけたい感染症について知っておこう

妊娠初期は、とくに感染症に気をつけたい時期。いちばん心配なのが、おなかの赤ちゃんにどう影響するのかということ。どんな感染症でも予防が第一ですが、もしかかってしまったら早期に治療することが最も大切になります。

ママから赤ちゃんへの主な感染経路

ママから赤ちゃんにうつる感染経路は3つ。早期に対処することで防げるものもあります。

胎内感染

妊娠中に胎盤を通して病原体が赤ちゃんに感染する場合と、子宮頚部・膣にいる病原体が赤ちゃんに感染する場合があります。

分娩時の産道感染

分娩時に子宮収縮で胎盤が変形したときにママの血液から赤ちゃんに感染する場合と、赤ちゃんが産道を通るときに感染する場合があります。

経母乳感染(けいぼにゅうかんせん)

産後、授乳することで母乳内やママの血中にある病原体が赤ちゃんに感染する場合があります。

ママへの主な感染経路

ママへの主な感染経路は、空気中を浮遊している細菌などの病原体を吸い込むことによって感染する「空気感染」、ほかの人のせきやくしゃみによってママ自身が感染してしまう「飛沫感染」、皮膚や粘膜の接触のほか、手すりやドアノブなどの間接的な接触で病原体が粘膜に付着する「接触感染」、注射や輸血などの医療行為を介するケースや外傷による出血がほかの人の粘膜に触れるなどで感染する「血液感染」、セックスによって感染する「性行為感染」、汚染された食品を食べることによる「経口感染」があります。

感染症を防ぐために

1.規則正しい生活で体調管理を心がけて免疫機能を高めておく

日ごろから睡眠をしっかりとり、1日3回の食事をとり、規則正しい生活を。体調をととのえ免疫機能を高めておくことは、感染予防の基本です。

2.不用意に人ごみに行かない

飛沫感染を予防するのに、不必要な人ごみへの外出で不特定多数の人と接触することはできるだけ避けるに越したことはありません。

3.外出後はうがい&手洗いを行う

うがい&手洗いで感染症を完全に予防することはできませんが、感染しても発症しにくくなる可能性があります。

4.感染症流行時はうがい、手洗いを励行

感染症などが流行しているときは、うがいと手洗い、マスクで予防を。マスクは隙間のないように正しく着用を。

5.食品衛生にも気をつけて

リステリア菌やトキソプラズマ、O-157(大腸菌)、ノロウイルスによる感染を防ぐため、食品の衛生管理を心がけ、非加熱の食品は控えましょう。

主な感染症

■水痘(すいとう)【水ぼうそう】

症状

発熱を伴い、顔や全身に出た発疹(ほっしん)が水泡になる。

ママへの感染経路

飛沫感染、空気感染、接触感染

赤ちゃんへの感染経路

胎内感染

赤ちゃんへの影響

初期に感染すると流産の可能性 があり、四肢や目の発達、皮膚の形成などに影響する可能性があります。

予防法

夫や家族に抗体がない場合は、早めにワクチン接種を。

■風疹(ふうしん)

※妊娠初期の血液検査でママの風疹抗体価を必ず確認します。

症状

軽い発熱や発疹がある

ママへの感染経路

飛沫感染

赤ちゃんへの感染経路

胎内感染

赤ちゃんへの影響

妊娠20週までに感染すると、先天性心疾患、難聴、白内障などの可能性があります。

予防法

なるべく人混みを避け、夫や家族がワクチン未接種の場合は、早めに接種を。

■麻疹(ましん)【はしか】

症状

発熱や咳(せき)、鼻水、全身の発疹など

ママへの感染経路

空気感染、飛沫感染、接触感染

赤ちゃんへの感染経路

胎内感染

赤ちゃんへの影響

奇形など直接的な影響の心配はありませんが、流産の可能性があります。

予防法

なるべく人混みを避け、夫や家族がワクチン未接種の場合は、早めに接種を。

■伝染性紅斑(でんせいせいこうはん)【リンゴ病】

症状

手足に紅斑(こうはん)ができ、発熱や関節痛を伴う

ママへの感染経路

飛沫感染

赤ちゃんへの感染経路

胎内感染

赤ちゃんへの影響

高度の貧血、胎児水腫のあとに流産や死産となる可能性があります。

予防法

上の子がいる場合はうつりやすいと考えて、手洗いやうがい、マスクの着用を徹底しましょう。

■サイトメガロウイルス

※妊娠初期の血液検査で抗体の有無を検査します。

症状

風邪と似た発熱、首のリンパ節の腫れなど。妊娠中の感染と診断された場合、抗ウイルス薬が使用されます。

ママへの感染経路

飛沫感染、接触感染

赤ちゃんへの感染経路

胎内感染、産道感染、経母乳感染

赤ちゃんへの影響

流産・死産、脳や聴力障がいなどを生じる可能性があります。

予防法

上の子がいる場合は、こまめな手洗いを徹底して。食べ物や食器は別にして、口移しや食べ残したものを食べるのも控えて。

■トキソプラズマ症

※妊娠初期の血液検査で抗体の有無を検査します。

症状

症状が出ないことがほとんど。発熱がある場合も。

ママへの感染経路

経口感染

赤ちゃんへの感染経路

胎内感染

赤ちゃんへの影響

初期に感染すると流産の可能性があり、脳や目、肝臓の発達に影響することがあります。

予防法

生肉は避け、肉類は十分に加熱して食べましょう。ネコのふんに原虫が寄生している可能性があるため、妊娠して初めてネコを飼うのは控えたほうが安心。排せつ物の処理はできればほかの家族にお願いを。ガーデニングもゴム手袋をしたほうが安心です。

■リステリア症

症状

発熱、悪寒、筋肉痛に加え、嘔吐(おうと)、下痢などを伴う。リステリア菌は食中毒菌なので、感染したら抗菌薬で治療します。

ママへの感染経路

経口感染

赤ちゃんへの感染経路

胎内感染

赤ちゃんへの影響

妊娠初期に感染すると流産の可能性があります。

予防法

加熱殺菌されていないナチュラルチーズ、肉や魚のパテ、生ハム、スモークサーモン等は食べないようにする。

他にも知っておきたい感染症については、下記からご覧いただけます。

参考/最新!初めての妊娠・出産新百科 監修/杉本充弘先生

先輩ママのリアル体験談【妊娠してから食の好みが変わった!? 最近ハマっている食べ物を教えて!】

妊娠11週前後の先輩妊婦さんに「妊娠してから、食の好みが変わったという人も。あなたが最近ハマっている食べ物があれば教えて!」とアンケートを実施。つわりの時期の食の変化を教えてくれました。 いくつかコメントを紹介します。

「好き→オレンジ、リンゴ、缶詰のモモ。嫌い→玉ねぎ、ニラ! 玉ねぎもニラも大好きだったのに今は一切受け付けません!」

「お肉が全般的にダメになりました。肉汁を想像するだけでダメ。 みかん、梅干し、アイス、辛いものやラーメンが好き…こんな食生活いかん!」

「柑橘類苦手だったのに、最近はめちゃくちゃよく食べるようになりました笑」

「毎日ミニトマト食べるようになりました。大好きだったこってりしたラーメンが写真見るだけで嫌になりました」

「マクドのナゲットと麺類!」

「日に日に食べれるものが変わっていくんですが 食べやすい→パン類、りんご、なし、ヨーグルト等 食べれなくなった→チョコ類、甘いお菓子、みかん、濃い味付けの料理(特に醤油感強いの)等 ちょっと前に食べたり飲んだりして美味しかったものも数日後あれ?となるので難しいです」

「トマト、茹でた白菜にポン酢、ゆかりご飯、すきやきのふりかけ、りんごをひたすら食べてます♪ 甘いものは全く食べたくない」

「においが口に残る気がしてネギ全般がダメになりました…。 全く食べなかったのに突然好きになったのは、コンビニのおにぎり、とくにツナマヨです」

「味が濃くてしょっぱいもの大好きだったのが、薄味が好きになりました! 大嫌いだったトマトがフルーツみたいにおいしく感じて大好きに」

「白いご飯が苦手になって、めかぶポン酢ご飯やとろろご飯が食べやすくなりました。すし酢も好きでサラダ巻きも良く食べてます」

「豆乳、コーンスープ、ハンバーガー。ひどいつわりでもこれだけは不思議と食べられます!」

「妊娠がわかってからずっと、みかん!胃のムカムカが少し軽減されます」

食の好みが変わった!という声が続々と届きました。トマトとみかんは最強のようです。つわりの症状がつらい時期ですが、脱水症状に気をつけて、食べられるものを少しずつ口にしましょう。

※体験談コメントはアプリ「まいにちのたまひよ」内、同じ出産月のママ・妊婦さん同士で情報交換できるコーナー(ルーム)に寄せられた投稿を再編集したものです。
※コメントは、あくまで個人の感想であり、医学的・科学的根拠を担保するものではありません。ご理解の上ご活用ください。
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